家の解体を行う際の手順

手順1.自身の意向を整理する


 家の解体にどの程度の費用を要するかというのは実施の判断を左右する大きな要素ですが、大まかな目安は自身で調べながら把握できたとしても、正確な費用はやはり施工業者が現場を確認して見積もる必要があります。またその際には、解体工事を行う範囲や目的、時期的な目安などを施工業者に伝える必要がありますので、まずは自身の意向を整理してみましょう。

手順2.市区町村による補助金の有無を確認する


 これは次の手順に掲げている解体業者への見積もり依頼と同時進行で構いません。良質な業者は補助金の情報に敏感ですし、必要な申請手続き等も心得ていますので、工事内容に対応する補助制度があれば、きっと提示してくれるはずです。とはいっても、一応は自分でも調べてみましょう。補助金については別の項で記述していますので、是非ご参照ください。

→家の解体に行政の補助制度はあるだろうか?

手順3.施工業者に見積もり依頼をして費用や工事期間などを把握する


 見積もりは必ず複数業者(2〜3社)へ依頼して比較検討します。疑問な点は大いに質問し、一つ一つ納得しながら自身でも解体工事の全体像をイメージしてみましょう。そうすることで費用の相場を把握することが出来ますので、適正価格で工事を依頼するためには外せない手順です。このとき、「安さ」や「期間限定特典」を前面に出してセールスを行う業者は要注意です。契約を取ってからの対応がずさんになったり、あとで追加の費用を求められたりということが往々にしてあります。実際のところ解体工事は着手してみなければ判らない隠れた困難箇所もあったりするので、追加費用の発生は致し方ない部分もあるのですが、見積もりの内容や説明の丁寧さを見て、誠実さが感じられる業者を選ぶようにしましょう。自分一人で決めずに、家族や友人に相談してみることも大切です。

なお、見積もりは無料で行ってもらえますが、無料とはいえ見積もりの算出は業者にとっては手間のかかる作業ですので、むやみに沢山の業者に依頼をするのは控えるべきです。現在はインターネット上の一括見積もりサービスが提供され始めていて、財務状況などの審査を受けた優良業者のみが登録されていますので、2〜3社を選んで見積もり依頼をすれば十分です。

(※ 自治体の補助を受ける工事の場合は業者が指定されている場合があるので注意しましょう)

手順4.着工前に必要な各種手続きが済んでいることを確認し解体工事を開始


 工事を依頼する解体業者を決めて契約を行ったら、もう一度工事の流れを確認します。まず、建築リサイクル法に定められた届け出や、場合によってはアスベストに関する届け出、道路の使用許可申請などを行います。一般的には解体業者が行ってくれますが、家主に届け出の義務がある手続きもあります。工事の許可が下りるまでに1〜2週間を要する場合もありますので、事前の申請は期間に余裕をもって行うようにしましょう。また、市区町村の補助を受ける工事の場合も工事開始前の許可申請が必要ですので要注意です。
さらに電気・ガス・水道などのライフラインの廃止や停止の手続きも必要です。ただし水道に関しては工事で必要になる場合もありますので、解体業者との打ち合わせで意思疎通を図っておきましょう。

手順5.工事終了後に必要な登記および行政手続きを行う


 工事が終了したら建物の登記変更(滅失登記など)を行います。これも工事の範囲や内容によって解体業者が行えるものと、家主が行うべきものとがありますので、まずは解体業者に確認し、必要があれば法務局で手続きを行いましょう。
 また市区町村の補助を受ける工事の場合は、工事完了の届け出や、補助金交付申請などを行う必要があります。

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